501スキニーには眉を顰めた

2017-05-08

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 正しい意味で501のレプリカジーンズを販売できるのはリーバイスだけだ。しかし、リーバイスもヴィンテージ501の威を借るレプリカジーンズしか発売していない。だがリーバイスの復刻ジーンズにもヴィンテージのそれとは違うそれなりの良さがある。一方、アメカジブランドで販売されている昔の501を模倣したジーンズにも良さがある。ヴィンテージの501を真似る商品が増えた結果、再現不可能故に多様性がうまれ、玉石混交状態になった

 自分にとってヴィンテージ501は価値があるものと刷り込まれている。同世代で同じものを見てきた方とは共有できる価値観だと思う。この前提を元にすればオールド501を絶対的な物と思い込むことが出来るが、若い世代がそれらに価値を見いだせないのは妥当だと理解できる。例えば自分にとって90sのリバイバルは通り過ぎたオワコンだったし、80sのそれは前時代のダサいものだったように。ただそれらを初めて見た今の若い世代にとってはそのブームが新鮮に映るのは必然かなと思える。ナイキのナイロンジャケットにハイテクスニーカーみたいな。当時はGuessとかポロスポのバギーパンツを合わせるのが主流だったけど、今は細身なんだなとか思いつつ傍目で見てた

 前置きが長くなった。今回の本題に入ろう。上述のリンク先にリーバイスの復活に関する記事がある。この記事に目を通して501スキニーが販売された理由を察した。それは企業として妥当な選択であり、自分が501スキニーに抵抗感を覚えたのは前述のような価値観があるからだ。501スキニーが販売された際に金の為にブランドイメージを捨てたと感じたが、そんなものは主観的な、勝手に持っていたイメージであり、些細な物だ。リーバイスもまたナイキのように過去の名作をモデファイしながら販売し、同時進行で革新的な商品を発売していってほしい。特にLVCが本気を出すことを願う

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